税理士試験~所得税法~
2010年8月4日 ちょうど10年前のこの日。カープファンなら赤松選手のホームランキャッチの日として記憶されている方もいらっしゃるかもしれません。私にとっては5回目の所得税法の試験日でもありましたが、今世紀で最も忘れられない1日でした。
この年は、お世話になった方からの助言もあり、受験予備校を変えて臨んだ1年でした。
ただ移った先の学校では、答練等の問題が難しく、なかなか点数も伸びず、直前まで苦しんでました。
追い詰められて考え直したことは、見たことない難しい問題が出たらもうしょうがないけど、一度解いたことがある問題だけはキッチリ落とさないようにしようということでした。
そして、それまでは上位3割に入らないといけない!と周りに追いつくためにとりあえず問題を数多く解こうとしてましたが、順位よりもまずは復習をしっかりすることを最優先にしました。
そうしているうちに徐々に点数も順位も上がり、迎えた試験当日。
午前中(試験は午後)に講師の先生のアドバイスで、前の年の計算の問題を見たところ、1年前は難し過ぎて途中で腕に力が入らなくなった因縁の問題(?)が、全然難しく感じませんでした!
難しい問題を解き続けた成果かな…と思いながら本試験会場へ。
そして本試験の問題が配られ、解き始めたところ、試験委員が変わり、それまでの拷問のような難しい問題から一転易しい問題へ!
さらに、前述の通り、復習に重点を入れようと直前期に繰り返し見直した理論ミニテストからも類似問題が出題!
そんなこんなでほぼ完璧な出来でした。
不安材料は、なかなか上位3割に入れなかった自分が出来てるくらいだから他の人も出来てるかも?ということくらいでしたが、自己採点(前回の投稿の通り、精度はかなり高め)では合格確実ラインより上で、2年前も確実ラインより上で落ちてたので、さすがに2回はないだろうと勝手に安心してました(笑)
あれから10年経ちましたが、公私ともにこんなに何もかもが上手くいったことはなく、私の人生では今世紀で最も神ってた1日でした(笑)
月並みですが、この年の本試験が一転簡単な問題になったように、諦めなければ何かが起こるかもしれません。
また私ごときが僭越ですが、急がば回れ、千里の道も一歩から等、先人たちの言葉の通り、出来ることを着実に増やしていくことが重要かつ確実な近道なのだと思い知らされました。
これからも着実に頑張っていきたいと改めて思いました。